最終更新日 2024年11月9日 by rosska
「不用品回収業者の選び方を知りたい」
「悪質な業者を見極めるコツを教えてほしい」
「優良な不用品回収業者に仕事を依頼したい」
自治体の回収は都合が合わない場合、不用品回収の企業を利用するケースが多いです。
初めて利用する方は、出張費を余分に取られたり法外な回収費用を請求されるのではないかと、不安な方も多いことでしょう。
ここでは信頼できる、優良な不用品回収のお店・企業を選ぶためのポイントを見ていきます。
Contents
必要な業務許可を得ている企業かどうかを確認する
まず回収業務を行うにあたって、必要な業務許可を得ている企業かどうかを確認しましょう。
一般家庭から出る不用品、すなわち一般廃棄物を回収および運搬するのに必要な「一般廃棄物収集運搬業許可」を自治体から取得していなければ、回収業を営むことはできません。
販売を目的とした回収および買取を行う、リサイクル事業も行っているのであれば古物商許可を取得している場合もあります。
きちんとした企業であれば、会社概要や沿革のページにその旨が記載されているので依頼する前に必ず確認しましょう。
ちなみに事業用の不用品を回収する場合は、産業廃棄物収集運搬業許可が必要です。
料金設定が分かりやすく、明快に記載されていることも重要です。
悪質な業者の多くが、料金表示が分かりにくく内訳も曖昧に記載されています。
安いことだけを宣伝文句にして、細かい料金に一切触れていない企業には近寄らないようにしましょう。
事業所の住所・連絡先、ホームページが公開されている
事業所の住所・連絡先、ホームページが公開されているかどうかも判断基準となります。
こういった明確な所在・連絡先を明らかにしていないのは、トラブルが発生した時に姿をくらます必要があるからです。
また住所・電話番号が記載されていても、虚偽である可能性も十分に考えられます。
もし可能であれば連絡先に問い合わせてみたり、住所を検索してみたりといった方法をとっておけば安心です。
ホームページを閲覧して、過去の作業事例を確認するのも有効です。
作業がどのように行われるかといった手順が分かって安心できたり、難易度の高いゴミ屋敷の対処に成功していて信頼できたりと良い情報が得られます。
料金とそれに伴う作業の内容、担当スタッフの人数や所要時間などくまなく調べておくと良いです。
該当のサイトだけでなく、口コミを掲載しているサイトもチェックすべきです。
実際に利用したユーザーの、生の声を確認すると今まで見えてこなかった情報が見えてきます。
同様にSNSサービスやブログなども、その会社の名前で検索してユーザーの声を集めておくのがおすすめです。
損害賠償保険への加入の有無
損害賠償保険への加入の有無も、判断材料の1つと言えます。
家具など大型の不用品を搬出する際、壁や床などに傷がついたり壊れたりする可能性がないとは言い切れません。
いくらプロの作業員とは言え、人為的なミスが起きるケースはあります。
そういったトラブルが発生した時でも、その企業が保険に加入していれば補償が受けられます。
ユーザーに安心して利用してもらいたいという心構えと、ミスを限りなく減らすという意気込みの証とも言えるでしょう。
そういった誠意と自信・誇りを持った、回収の企業に任せることをおすすめします。
接客態度
接客態度も、企業選びの際の重要なチェックポイントです。
電話やホームページ経由で問い合わせを行った際や、見積もりを提案してもらう際のやり取りをしっかりと見ておきましょう。
高圧的な態度なのは論外であり、他にも焦って強引に話を進めようとしている場合にも注意が必要です。
担当者の態度・対応に疑問を覚える場合、多くのケースにおいてその直感が的中したりします。
そもそも回収業だけでなくほとんどの事業において接客は重要な業務であり、顧客の信頼を勝ち取るための業務を疎かにしている時点で、企業としての底が知れています。
気持ちよくやり取りの出来る企業でなければ、依頼を見送った方が得策です。
街中を巡回しているトラックには注意
加えて、選ぶべきではない企業の条件も覚えておきましょう。
不用品の回収の旨を放送しながら、街中を巡回しているトラックには注意してください。
その多くが、自治体から認可を得ていない無許可で営業している企業の可能性が高いです。
直接的な被害として挙げられるのは、積み込みが完了した後に不当な処理費を請求するというパターンです。
利用者には直接的に関係はないものの、回収した不用品の中から売却できるものをサルベージして残りは不法投棄する違法行為を繰り返しているため見過ごせません。
捨てたいタイミングで丁度やってきたとしても、安直に依頼しないようにしてください。
全国の自治体のホームページでも、無許可で営業している企業を利用しないようにと呼びかけています。
まとめ
投げ込みチラシに掲載されている、無料回収という宣伝文句にも注意しなければなりません。
通常の回収業を行っているのであれば、処理のための手数料やリサイクル費など諸経費が発生します。
基本的には不用品の回収を、無料で行うのは難しいと認識しておいてください。
街中で放送しながら巡回しているトラックと同様に、積み込み終わった後に莫大な出張費や交通費を請求してくるケースが多いです。